技術のリアル
自分に磨きをかけることと、最高の技術を求めること。
たゆまぬ努力によって築いてきたメカニックの真髄。
idealならではの技術の結集がここにある。
整備風景1
現場での衛生面対応
<下回り防錆塗装の風景>
融雪剤などからボディやシャシが錆びない様に守る施工です。有害な溶剤の含有が少ない製品を使用しておりますが、衛生面を考慮し、吸入しない様に専用マスクの着用、皮膚や髪への付着がない様に保護手袋、保護衣、保護眼鏡を着用する様にしています。
これがプロのコーティング
輸入車には多く採用されているアンダーカバーを全て取り外し、金属面を念入りにコーティングをしていきます。そうすることで、塩害などから完全な状態で保護することが出来ます。これがプロの仕事です。
経験が生かされる溶剤の量や角度
熱が発生する部品(排気管など)に、溶剤が付着しない様に注意深く施工を進めていきます。溶剤の量や角度を微調整しながら吹き付けを行います。経験が生かされます。
念入なチェックと繰り返す作業が大切
塗られていない箇所が無いかチェックします。併せて被膜が薄い箇所が無いかもチェックします。必要に応じて再度吹き付けを行います。時間を掛けてじっくり行います。
なんとも言えない瞬間…
神経を使う作業なので、防具を外す時が一番ほっとします。
また同時に充実感を感じる瞬間です。
お客様から見えない部分だからこそ丁寧な作業
お客様から見えない部分だからこそ、手を抜かず丁寧に施工したいのです。お車をご納車させていただいた時のお客様の笑顔を見るたびにまた頑張ろうと思えます。きっとそれがお客様からの信頼に繋がると思うからです。
整備風景2
プロとしての整備士工具
整備の内容をイメージしながら必要な工具を準備します。とても重要なことです。最初から出来ることはではありません。経験を積むことで、無駄なく準備できる様になります。
メカニックのこだわり
工具箱にはメカニックの個性が表れます。工具の置き方や向きなど・・。様々なこだわりが見て取れます。その人の性格も分かるかも。
自慢の工具たち
工具は数えきれないほどの種類があります。普段良く使用するドライバーやメガネレンチだけでも、たくさんの種類があり、自分のお気に入りの工具を見つけることも楽しみの一つです。
共に仕事をやってきた相棒
仕事を共にやってきた工具(相棒)は、特別な存在なのです。新品の工具も魅力的だけど、少し傷が付いている工具は独特な存在感がありカッコイイと思います。
大切な宝物
「こんな工具があったらいいな」と思っていたら、「改めて見ると、結構増えたな」という感じです。大切な宝物です。
いつまでもずっと共に
自動車整備のプロとして、自分のこだわりがこの工具箱に詰まっています。
共に過ごした時間は何物にも代えがたいもの。一生もの。いつまでも共に成長したいと思っています。
整備風景3
作業準備
車両にメーカー指定診断機を接続し、車両のデータや故障コードの読み取りを行っています。作業に取り掛かる前の準備です。保護具を装着することで、お客様の大切なお車を、傷や汚れから守ります。とても大切なことです。
診断機を使用した故障診断
診断機を使用した故障診断車両に診断機を接続し、エラーの読み取り、データの確認、アクティブテストを行っています。
故障診断作業
診断機が読み取ったデータを基に、車両のシステムに照らし合わせトラブルを想定し的確に不具合を見つけ出す。それがプロフェッショナル。
Wifiで繋いでソフトウエア更新
車両にメーカー指定診断機を接続し、車両データや故障コードの読み取りを行います。必要に応じてソフトウエア更新を行います。
安心と安全の提供
整備入庫した車両の全てに診断機を接続し、お客様が気付かれていない不具合などが無いかチェックします。こうする事で、お客様に安心と安全を提供することが出来るのです。
専用PCを使う
車両の全ての情報は専用PCに表示されます。メーカーへ不具合データなどを送信することも、このPCで行います。最近の車はシステムが複雑になっておりメーカーとの連携が出来なければ解決しない不具合も多くあります。このように正規ディーラーで無ければ出来ない事がたくさんあります。
整備風景4
エンジンのメンテナンス
エンジンのメンテナンスを行う為に、車体からエンジンを取り外しています。
フェラーリに関しては、エンジンを車両から取り外した状態での整備が多くあります。
無駄の無い作業
限られたスペースの中に無駄なく配置されたエンジン。だからこそ計算しつくされた無駄の無い作業が必要となるのです。
完成までをイメージ
作業に取り掛かる時、既に完成までのイメージは出来上がっています。そのイメージ通りに作業を進めることで、無駄の無い効率的で正確な整備を行う事が出来るのです。
エンジン交換
エンジン交換の作業をしています。補機類などを取り外している場面です。
取り外した補機類などは、新しいエンジンに取り付けを行います。
工具の選択
整備で重要な要素の一つが、適切な工具の選択です。次にどの工具をチョイスすれば良いかを考えながら作業を進めていきます。ベテランメカニックは、一目でボルトのサイズを見極める事が出来るのです。
安全な作業
常に安全な作業を心掛けています。 特に重整備を行う時は気を使います。工場内の環境が整っていなければ、正確な整備は出来ません。この心掛けがお客様への安心と安全の提供に繋がるのです。
整備風景5
ミーティング(行程確認など)
工程管理ボードを確認しながら、ミーティングを行っています。
ミーティングは非常に重要です。
全ての業務は工程管理ボードに集約されており、各スタッフの作業は朝に行われるミーティングで決定されます。イレギュラーなどで進捗が遅れた場合には、ミーティングで業務の調整が行われます。
工程管理を見える化し、全員が情報を共有できる様にしています。
情報の共有
業務中のサービスフロントとメカニックのやりとりは、基本的にインカムを使用します。リアルタイムに情報を共有することで、お客様をお待たせすることの無い効率的な業務が可能となります。もちろん、詳しい内容の伝達はインカムを使用せずに直接行います。
作業指示
お客様から承った依頼内容を基に作業指示書を発行します。サービスフロントから担当メカニックへ、お客様の要望や完成予定時間、注意事項などを伝えていきます。メカニックは手渡された作業指示書の内容に沿って作業を進めていきます。
お客様目線の整備
メカニックにとって、自身の成長に必要となってくることが、「お客様目線の整備を心掛けること」です。ですからサービスフロントは、メカニックに整備の内容だけを伝えるのではなく、「お客様はどんな方で、こんなことに困っている」などと、整備内容以外の事も伝えます。
情報の見える化
情報は刻一刻と変化します。進捗など詳細を管理ボードに書き込むことで、全員が情報を共有できる様になります。このように情報の見える化を行うことで、お互いの状況を知る事ができ、全員で助け合う事が出来るのです。
尊重し合える関係
ミーティングは、注意や指摘だけを行う場になってはいけないと思います。全員が現在の状況を早く正確に把握し、必要な事を必要な人に正しく伝えることのできるコミュニケーションの場にしなければならないのです。その為にも、全員がお互いを尊重し合える関係をつくることが重要であると考えています。